バイト先候補が右翼団体でした。
そんなこと本当にあるんだ。東京って怖いね。
発端は10月上旬ごろ。
所属する某新聞サークルの活動が笑えないほど忙しくなり、某ドラッグストアの週3固定シフトがキツくなってきた。
そうだ、バイト探そう。
京都に行けそうなテンションで新たな収入源を探し始めました🍁
最近は○ウンワークとかイン○ィードとか便利なシステムがあっていいですね。
私はサークルのおかげで校正・校閲に興味が湧いたので、バイトで経験積めたら一石二鳥じゃね?
ていうか将来そういう仕事がしたいんじゃね?と思い、的を絞って検索しました。
おぉ、高時給…駅から近い……
すんばらしい会社を見つけました。〆切間近だったのも何かの(※悪い)縁だと感じ電話。
怖いくらいの二つ返事で面接決定。怖かったです今思えば。
~面接前日~
ドトールで履歴書を書き終える。
暇だし下調べも兼ねて一度行ってみるか、当日迷ったら困るし(バカ真面目ムーブ)
予想的中。
引くくらい路地裏。
えげつない方向音痴が災いし、30分くらい徘徊したりホテルのスタッフに道を尋ねたりしました。
すったもんだの挙句辿り着いたころには夕暮れ。
え、廃墟…?????
黒ずんだレンガが何ともホラーなマンションに到着。
ここに来て分かったのは、個人経営だということ。
あ、表札がある。本当だ、会社名書いてるわ(※手書き)。
次の瞬間、同じ表札の信じられない文字列が目に飛び込みました。
~面接当日~
スーツで会社付近にスタンバイ。なんで???気が触れている。
一番は好奇心です。よいこはまねしてはいけません。
さすがに怖かったので、迷子を装いながら電話でコンタクトを取りました。
私「もしもし本日12時から面接に伺う者なんですが(念のため名前は言わない)道に迷ってしまって…」
男『ああ○○が近くにあるでしょ、そこの×階だよ』
やっぱりあそこか………
男『じゃあお待ちしてます』
私「わかりました、あの×××(団体名)とは…」
男『(電話切る音)』
こわあぁぁぁあ!!
気づいたら廃墟(仮)のエレベーターに乗ってました。え、なんで???
ええいままよの精神ですね。
×階に到着。インターホンを押す。
男『どうぞ』
息を止めて入場!!!
私「しっ失礼いたします」
あ、中は普通だ。なんなら専門の辞書とかたくさんある…
男(60代くらい?)『とりあえず技量を見たいから用意した例文を添削してちょうだい』
展開急すぎん?
ここまで来たら引き下がれない。あ、「天皇陛下万歳」みたいな文章だったらどうしよう…
って思ったけど普通の文章で、分かりやすく誤字脱字がちらほら。校閲歴1年半のスキルで添削すること5分。
私「終わりました」
男『(原稿を確認しながら)どこで校閲経験してたの?』
私「あっ、今大学生なんですが学生新聞のサークルで…」
男『大学生!?うち社会人採用しようとしてたんだごめんねぇ』
いや学歴・年齢不問って書いたのお前やんけぇぇぇ!!!
私「え、○ウンワークにこのような要項で書かれているのを拝見したのですが…」
男『あのサイト大学生も見るんだ』
見るだろバカ。
男『いやぁ5年に1回くらい学生からも応募来るんだけど、うち本格的な校閲なのよマンツーマンでトレーニングしてさ』
私「あぁそうすか」
男『せっかく来てもらって悪いけど、学生さんは厳しいわ』
私「そうですかお忙しいところお時間頂戴して申し訳ありませんそれでは失礼いたします(早口)」
履歴書も渡さずに済んだし勧誘されなさそう、怪しまれるものは仕舞ってあるみたい。よかった…(ドア開ける)
男『あ、あともう一点』
え、勧誘!?
男『校閲は結構正しく指摘できてるね』
そうだ、校閲バイト探そう。
おわり。