旅の始まりは9月4日、金曜日。有休。飛行機旅でもしようかと思ったがしっくり来ず、札幌在住の私にとっては近場の「登別」を目指すことにした。前日、気持ちが逸りすぎて本屋で6000円も使ってしまった。Suicaのペンギンのファンブックなんて買っちゃったよ。頼まれてもないけど好きなキャラクター発表しますね。1位スナフキン、2位Suicaのペンギン、同率3位つば九郎とコリラックマです。よろしくどうぞ。
三連休初日の金曜日。たしか6:30ごろ起きて、洗濯機を回しながら景気づけに限定のオリオンビールを飲んじゃいました‼️いやぁ〜素晴らしい一日になりそうだ。みんなこれから出勤するんでしょ?お気の毒様〜!✨
14:08「高速おんせん号」に乗車。道中、というかサ店からずっと三島由紀夫『行動学入門』を読んでいる。第二章「おわりの美学」は昭和カタギの枕草子といった感じで、ブラックユーモアも効いててするする読めた。第三章「革命哲学としての陽明学」は難しそうで着手してません。外に目を遣ると、すっかり秋晴れだった!
15:20「第一滝本前」に到着。写真を撮っている最中、背後からふと”気配”を感じて振り向くと…



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オイオイ水曜どうでしょう始まっちゃったよ!こんなとこで放し飼いしてるわけないもんね。それとも宿泊だったのかな?ねー自分どこ泊まるん?wwまほろば?万世閣?笑
今回お世話になったホテルは「adex inn」です。旧「滝本イン」が数年前にリニューアルし、おもにインバウンド向けにウィンタースポーツ用品のレンタルを始めたり、朝食に焼き立てパンを楽しめたりと、かなりおしゃれになってます。しかも目と鼻の先にある「第一滝本館」の大浴場、プールに入り放題。嬉しいね〜〜
湯を満喫する前に、チェックインして観光と洒落込もう。まずは歩いてすぐの地獄谷。
温泉って生き物なんですね。至るところで湯けむりが上がっている。ほんのり蒸し暑い。観光バスが何台も停まっている。夜には遊歩道がライトアップされるらしい。あとで行くか。
続いて間欠泉。3時間に一度爆音で熱湯が噴き出るらしいけど、この日は静かだった。所在なしに「立身出世」の金棒に触れておく。


登別を代表する温泉旅館、第一滝本館。5つの泉質が楽しめる大浴場、四季折々の顔を持つ大パノラマの露天風呂。サウナ、ジャグジー、打たせ湯、寝湯、歩行浴、温水プールも完備。ペット可の客室もあるみたい。そうは言っても予約が取れんというあなた、日帰り入浴もできますぜ。takimotokan.co.jpフロントから大浴場に向かう途中に名物の大金棒がある。
カラクリ仕掛けが日に数回動き、鬼たちが音楽を奏で、浦島太郎が大海原を行く壮大な演出が楽しめるのだが…2023年4月をもって役目を全うし、演者たちとはギャラリーで会うことができる。
間近で見ると小鬼たちの髪はとっても艶やか、犬も朗らか、浦島の装束は紋様が施され、とにかく細部まで意匠を凝らしているのがよくわかる。大事にメンテナンスされてきたんだろうなぁ。これぞ栄枯盛衰、諸行無常というものか...
【大金棒】カラクリ演奏 終了のお知らせ
(長くなりますが、身の上話です)
私は幼少の頃、年に一度は第一滝本館に足を運んでいた。地下のゲームコーナーでプリキュアの特賞ぬいぐるみを当てたり、駄々をこねて売店に一時間以上居座ったり、湯上がりのコーヒー牛乳にワクワクしたり、そのせいで朝食会場「原始林」のバイキングが全然食べれなかったり、大浴場通路の占いコーナーに憧れたり、和太鼓の演奏に聴き惚れたり、公式キャラ「たきまる」の命名企画に「のぼるくん」と書いてエントリーしたり、ありとあらゆる思い出がある。その中の一つが金棒で、カラクリの時間に合わせて温泉に入ったりしていた。滝本に来たのはたぶん10年ぶりくらい。そりゃ変わったところもあるが、変わってないところの方が多くて嬉しかった。今は馬油かはちみつのシャンプーだけど、20年前はオレンジシャンプーがあったんですよ。浴衣は男性が青、女性がピンクの縞々だったけど、みんな黄緑に統一されましたね。自分で稼いだお金で入湯税を払い、また第一滝本館に来ることができました。(身の上話、おしまい)
まずはプール!家からガッツリ水着を持参して1時間ガチ泳ぎ。インバウンドやファミリーの隣で平然と4泳法。もうひとりガチ勢がいて励まされた。〆にウォータースライダー。ちょっぴり、ちょっぴり怖かった。ほかほかのジャグジーが隣接していて癒されましたね〜♨️
時刻は18時を回った頃。水着を脱水し、意気揚々と大浴場へ。もう、ことばは要らないね。最高です。十分に温まってから、露天風呂で本日のメインイベントを決行!客入りが落ち着いてから、地下に潜む番頭さんに声をかける。
私(全裸)「あ、生ビールをひとつ...」
番頭さん『(缶ビール1杯は入りそうなプラカップにサッポロクラシックを注ぎながら)豆食べる?』(豆菓子のカゴをゆさゆさ)
私「(バタピーを掴みながら)いいんですか!?枡酒なんてあるんですね、昔から滝本来てて、露天風呂で呑むのずっと憧れてて」
番頭さん『あらそう〜味見してみる?冷でいい?小さいコップでよければ』(北の勝パックをトクトク)
番頭さん『はいどうぞ』(おちょこ一杯ぶん+α)
???
番頭さん『茎わかめ好き?食べれる?』(どさっ)
お盆『よっ🙋』ビール1杯、日本酒1杯、バタピー、茎わかめ×2
?????
え、おもてなし精神すごすぎない????????
分娩室の次に裸の人間に優しい。お前らマネすんなよ!?"""人情"""ってことばを履き違えんなよ!!?
もろちん有料です。第一滝本館かadex innに宿泊していたら、チェックアウト時に会計部屋付けもできます。枡酒と延々迷って生ビールにしました。
茎わかめをむさぼり北の勝をあおっていると、秋風に吹かれてトンボがやってきた。これが令和の蜻蛉日記かい!これが本当のカゲロウデイズってかい!!風流!!!全裸だけど風流!!!!!※調べたらトンボとカゲロウは別の生き物でした。
初秋、日没後は寒い。いい感じに空いてきて、お盆をもって眼前の温泉へ。ざんぶ。ふぅ。ごくごくごく。ぷはぁ。
わたくし花札が好きなので「月見酒」というペンネームで文学フリマに出店したのですが、こういう名付けの由来って後付けでもいいんでしたっけ?齢26にして、月見酒、叶いました。生きててよかった〜〜〜
な〜んか仕事とか結婚とか人生とかどう転んでもよくなってきたな〜!!!なるようにしかならねぇ。自由気ままに旅をして、知らない土地の喫茶店でコーヒーを飲んで、居酒屋で酒を呑んで、美味しい飯を食べ、音楽やお笑いに触れ、文章読んだり書いたりできればほかに何もいらないかも!!!エッ…もしかしてこれが…「ととのう」ってコト…⁉️
限界のちいかわになってしまった。一番奥の露天風呂は初代滝本金蔵にあやかり「金蔵の湯」と申しまして、夜風に木々がざわめくなか水車がぐるぐる回るさまを檜の縁にもたれながらぼんやり眺めることができるんですね。これ以上何を望みましょうか。ほどよく酔いが回り、身も心もツヤツヤに潤ったのち、終宴。
私(全裸)「ごちそうさまでした、本当にありがとうございます。忘れられません」
番頭さん『あら〜よかった嬉しい嬉しい』
時刻は夜8時。ご覧の通り上機嫌で一度adex innに戻り、ライトアップされた地獄谷へ参ろうぞ。観光客はちらほらいたけど、街灯が少なくて若干不安でした。
ーーーーー読み飛ばしていいですーーーーー
例に漏れず何枚も写真を撮っていたのですが、一番大きい看板を撮影したら背筋がゾクゾクして、消しました。スピはまったく信じてないけど、たまたま居合わせたツアーガイドの方が地獄谷へ投身した女性の話をしていた。霊験とかアニミズムとか、いわゆる「畏怖」のぞわぞわかと思ってたんだけど、もしかして、ね?まあ、あれか。「天国と地獄」ってことですわな。うんうん。
で、小腹を満たそうと温泉街の方へ踵を返したんですね。そしたらボン!って大きな音が聞こえたんです。怖いな〜怖いな〜と思ってたらね、その音がどんどん大きくなって、しかもボン!ボン!って連続するようになったんですね。何かと思ってね、エイッと後ろを振り向くとね、煙が上がってるんですよ。私、音のする方向にね、一歩ずつ、近づいていったんです。そしたらね、昼間は静かだった間欠泉が唸っているではありませんか。
真正面で和太鼓をずぅっと鳴らされているようなね、それくらいの迫力でした。水柱と言いましょうか、蒸気がすごいんですね。爆発に近いエネルギーを感じました。私が何より恐れていたのは、おばけなんかじゃなくて、この自然のダイナミズムだったんですね、きっと・・・

あの〜セコマのカツ丼がどうしても食べたくなって、夕食はコンビニ飯にしました‼️
ひとり行動だとコレができてええやんええやん。ちょっと前にどんぶり平らげたばっかりなのに、鬼伝説ビールと鮭とばまで買っちゃって!本当に怖いのは、人間の食い意地でさァね。うーん。©︎ザコシ
ひとり旅なのに、テンションが上がって一日で85枚も写真を撮ってしまった。


※ここまで8000字書いて、さすがに疲れてきたので以下ダイジェストでお送りします。
・5日土曜日の候補地は白老と室蘭。よさげな純喫茶がある方に決めよう。geminiに投げかけたがイマイチ要領を得ない。純喫茶とは、風情とは何たるかを熱弁のうえ調教に成功。そして白老へ。
・温泉を満喫し、焼き立てパンを食べる時間がなかった。それでも自家製明太フランスをテイクアウトし、まずは登別駅を目指す。背後から「登別駅前行」と書かれたバスに追い越されたのが見えた。26歳、まだ若いと信じたい。坂を激走し、バスと並走して滑り込みで間に合う。定刻より早く発車した。登別温泉から登別駅、勾配がキツいし結構な距離だから徒歩だと無理かもしれん。助かった〜

・最初の目的地は「ウポポイ」。アイヌ文化を伝承する複合施設。
実は4月にも足を運んでおり、非常に良かったのでリピート。
入場料は大人1200円。ちょうどQuizKnockとのコラボ企画をやっていた。
・まずは敷地内にある「国立アイヌ民族博物館」の常設展を復習。アイヌの儀礼、交易、開拓使による同化政策などを学べる。


木彫りの調度品がカッコいい!椅子なんて圧巻よ。
創業からは半世紀近く。老齢の店主は現代俳句を嗜んでいる。他のお客さんと一緒に俳句、短歌、川柳の違いについて話した。
・週末に買ったエッセイ本が肌に合わない。著者は自分と似た境遇を辿っているが、他責志向のねじれ具合が違いすぎる。露悪の出力形式が根本的に違う感じがする。この本がSNSで評価され、共感を呼んでいるのを見るたびに、もしかして世間からは私が「ありえないねじ曲がり方をした卑屈な女」に思われているのでは?と虚しくなる。
・帰りのJRで急ブレーキがかかり、信号トラブルで30分停車。読書に割く脳みそが残っておらず、オモコロの記事を見漁る。
omocoro.jp↑この記事よかった
・6日日曜日。最近はメンタルが安定している。だから文章をよく書く。なのに朝6:30ごろ、久々にでっかい寂しさが襲ってきた。深夜ならまだしも、よく寝た朝は反則やん?だいたい大音量で音楽を聴いて、すぐに外に出て退治(対峙)してるけど、みんな希死念慮とか、破滅願望とか、どうやって付き合ってんの?
・朝からヒトカラで3時間過ごした。開始から30分、突如画面がバグって動かなくなり、店員さんに再起動してもらった。
あまりのジャイアンリサイタルぶりに機械もお手上げなのかとたじろいだが、直ってよかった。
・昼は駅前のもつ鍋。ごはん、明太子、高菜おかわり自由で2500円は素晴らしいね。
・スタバで3時間、家で3時間。計6時間で1万字書き終えた。くぅ〜疲れましたw



























