歩み

旅と喫茶と、時々、エイト

贅のままにわがままに 僕は僕だけを傷つけない

ここ最近、文フリ出店や弊社のイベントなど(当社比)動きっぱなしだったのでとにかく自分を甘やかすことにしました。週末豪遊ブログです。

7/24(金)
残業のち、映画『マイケル』のレイトショーを観に行った。

900円のビールなんか飲んじゃって!
マイケル・ジャクソンに関しては一般人マイナス5くらいの知識しか持ち合わせていないが、そのぶん「あの名曲はこうやって生まれたんだ!」とか「なんて親父だ!」とか、限りある情報をアップデートしてくれる映画だった。Queenミリ知らでも楽しめた『ボヘミアン・ラプソディ』と同じスタッフ陣だしね。何よりキャストの「演じてる」感がなく、展開も早くて素晴らしい臨場感だった。キャストはフィクションだけどあれはもうドキュメンタリーと言っても過言ではない。こんな唐突に終わるんかいと思ったら続編やるんすね。絶対観ます。

本日の出費: 2500円

7/25(土)
ヒトカラでも行こうかと思ったが、オモコロチャンネルを見ながら昼までごろごろ。なんでもできる全能感でなんにもしないこの愉悦‼️(都々逸)
これ以上夏を嫌いにならないようにジャグアタトゥーの予約を入れた。数週間で消えるボディペイントとタトゥーの間みたいなやつで、赤褐色に発色するヘナタトゥーよりも本物っぽい色味になる。足の甲に入れて、サンダルを履いたときにペディキュアと一緒に楽しんでやろう。

小雨降る中、布団を出てヴィンテージショップへ。1年近く理想の読書灯を探し続けていたのですが、ついに出会えた!

ア゛ーーーッッッ可愛い❣️
あらゆるティファニーランプやバンカーズランプを買わずに堪えていたのはこの日を迎えるためだったのか!一ヶ月前に入荷したらしい。消灯するともう少し緑が目立ち、インテリアとしても有能。LED球も付け替え可能。しかも割引込みで5300円だった。一生一緒にいてくれや...remoku.jpこちらのお店で発掘しました。週末限定オープン。欧米モダンな温かみある家具(机椅子、棚、照明、食器が多め)を扱っています。札幌近郊にお住まいの方はぜひ。

にっこにこで帰宅途中にほっかほかのクリーニングを受け取り一度荷物を整理。街に出てセール中のスワロフスキーでお目当ての商品を探すも、アウトレット品のためネット注文限定だった。続けざまにアナスイのマニキュアを捜索するも、市内には実店舗がないんですね...RMKのポリッシュに心を揺さぶられながら撤退。
16:30からは整体のお時間。初訪問のサロンで丁寧なヒアリングを受けてから施術開始。デスクワークで骨盤が後退し、背骨が引っ張られて首と頭が前に出ている典型的な現代人体質だった。左足重心で右肩も上がっている。最初はどの部位をどう押されても痛くて心配だったが、途中からわかりやすく肩の可動域が増えていく。楽しくなってきたところで整体師から一言「バキッていうやつやってみます?」背に腹は代えられない。やってやろうじゃないの。

そう言ったが最後、海老フライやミルクレープみたいな体勢(?)になりながら、「メキメキィッッッ」「ミシィッッッ」など自らの体内から発していると信じがたい音とともに、身体がほぐれていく。「いやーやりがいありますねw」と整体師の腕も鳴る。
最後は「ミ゜」と情けない音を立ててフィニッシュ。明らかに身体が軽い。危うく回数券プランに勧誘されそうになったが紳士的に断り店を出る。腹は減っても整体のおかげで志が高く、サブウェイで済ませた。いつも惰性でえびアボカドを頼むが、今日はチリチキン+アボカドにした。アクセント野菜が有料になったのが悔しい。

アボカド追加、ハニーマスタード、トマト抜き
時刻は19時を回った頃。夜も空いてる近所の隠れ家カフェでアイリッシュコーヒーを飲みながら三島由紀夫を読んだ。美輪明宏の訃報を受け、まず三島の顔が浮かんだ。同時に文学徒でありながら三島作品に触れていない自分を恥じた。ゆえに行動に移し、積読の山から『行動学入門』を引っ張り出した次第である。ずっとハエが私のテーブルをうろついていて、夏休みなんだろうなと思った。
三島を読むハエ
帰宅後に洗濯機を回して干すという偉業を達成。「洗濯できたら今日はいい日」と決めているので、いい日である。youtubeをかけながら寝落ち。

本日の出費
キレートレモン: 108円くらい
ヴィンテージランプ: 5300円
整体(初回割): 3980円
サブウェイ: 1090円(高くね?)
アイリッシュコーヒー: 850円

7/26(日)
7時すぎに起床。腹の虫を黙らすためだけのインスタント麺を食べて10時前に外出。ヒトカラでも行こうと思ったが、歩く途中に気が変わった。ヒトカラなんていつでも行ける。今日は金をはたいて幸せになりたい。自由になりたい。川沿いで少年野球の試合が行われており、信号待ちの間に青チームが3点入れていた。外野で守備に講釈を垂れるバカがいて、心の中で「青春という聖域†𝔰𝔞𝔫𝔠𝔱𝔲𝔞𝔯𝔶†に口を出すな!」と諫めた。

昨日迷ったスワロフスキーのリングがやっぱりほしくて、実店舗でサイズ確認した足でオンライン購入。Eighterなのでインフィニティペンダントも買ってしまった。スワロフスキーのセールに生かされている。

購入後に「素晴らしいセンスをお持ちですね」ってメール来てワロス
その後ステラプレイスの服屋を3時間にわたって見物。服選びって疲れますわな。ドンピシャのお店が2店舗あったけど、ひとつは平均単価一万円でさすがに冷静になった。
迷い疲れた頃に休憩がてら入った無印良品で運命の出会いを果たす。新商品のなめらかシャツジャケットとストレートパンツめっちゃいいですよ皆さん‼️マジで誰でも似合うし夏でもギリ着れるスーツ。似合いすぎて試着室でポージングまでとってしまった。
※このあとちゃんと買いました
浮かれてサングラスまで買いそうになった自分を引き留め、別店舗で元々気になっていたリュックを購入。散財が捗り価値基準がわからなくなったところで、すき家のにんにくの芽牛丼+生卵でスタミナをぶち込む。美味しくて去年も一心不乱にかき込んだ覚えがある。
食べれば食べるほどお腹がすく味
一度荷物を置きに帰宅し、春ヒコ土岡の外録chを観ながら小一時間ブログ執筆。

再び街に出て、昼から酒が飲めるオシャレカフェでアルザスワインを頼んでしまった。本当はカフェオレとかにするはずだったんですよ。しかも大通公園を横切る道中、誘惑に耐えられずひとりビアガーデンを決行。ドイツ村のサマービア(カップで1400円‼️)と「ミミガーと木耳ときゅうりのレモン醤」(小皿で800円‼️)を注文。

BIER GARTEN
高い...けどうまい...やっぱ高い...まあね、晩酌や旅行のために倹約してるからいいんですよ...

美容院ってほろ酔いで行っていいんでしたっけ?尿意を気にしつつ、肩で風を切り夕暮れの大通を移動。自転車のカゴにスイカを入れるマダム、映画館のポップコーンを入れる少年を見つけて夏の到来を感じる。

さっき買った蝶の指輪(人差し指)
肝心の美容院では濃いめのグリーンアッシュを発注するも元の色が抜けすぎてビジネスギリアウトな緑色になってしまった...色としてはめっちゃ好みなんだけどしばらくおまとめスタイルか?

夕食はスンドゥブにしようと思っていたが、豪遊の集大成は居酒屋がふさわしい。ほたての汁物ほか食べたかった海鮮系のメニューがほとんど売り切れてて残念だったが、山芋ステーキや肉寿司を食べて終焉。BGMはやたらジャニーズの懐かしい曲と、居酒屋に似つかわしくない壮大な曲が交互に流れていた。Your eyesやMagic power、青春アミーゴが流れた合間にJupiterやアナ雪が流れて情緒が追いつかない。有線だとしたら平成のメンヘラ亡霊が選曲してるの?

本日の出費
スワロフスキー:25740円
無印良品:12970円
リュック他:9297円
すき家:780円(高くね?)
ワイン:1000円
ビアガーデン:2200円
美容院:5000円
居酒屋:3432円
youtu.be3日間合計金額:74,247円
やりすぎたー!!!明日からもやし生活です。

【取り急ぎ】文フリ札幌、ありがとうございました!!!

文学フリマ札幌11が閉幕しました。関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。
初の同人誌『還暦迎えた両親をハワイに連れてった』を刊行しました、月見酒と申します。最初は「感謝」よりも「疑念」の方が強かった。約400のブースがひしめく中ブースに立ち寄り、私の本を手に取っていただくのが本当に不思議で「いいんですか?」と連呼し、自己肯定感が低いだけの川平慈英になってしまいました。

11時すぎ。自分の本が初めて売れた歴史的瞬間
自分への期待値が高すぎたのか、売り上げ的には非常に歯痒い結果となりました。
とにかく、何かが足りなかったみたいです。11月のZINEフェスや他エリアの文フリ出店は、正直迷い中です。自分なりの感想をまとめました。youtu.beのびしろしかないわ!

☀️良かった点
①自分らしいブースにできた
ユザワヤで黒板色の布とハワイアンな布をダブル購入し、100均備品とCanvaの販促物で緑を基調に快適なブースに仕上がりました。相棒の太ったミャクミャクを連れてったおかげで立ち寄ってくれた方も複数。横幅90cmって意外と狭いですね。限られたスペースを有効活用できました。
②出店者ならではの交流
左隣のマミンヌ様は初出店どうし。合間に声を掛け合い、彼女の本が売れるたび自分のように嬉しかったです。ハセスト弁当箱めっちゃいいですね。

右隣のフラチルコ様も文フリ出店は初らしく、とても気さくかつ親切な方で頼もしかった。flachilco.amebaownd.com
そして昨年お会いしたニャントラ様に触発されて私は文フリに初出店したようなものなので、ブースが近くて心強かった〜『家買った 金ない』完売おめでとうございます😺1年で4冊ってマジでスゴい!もう作家ですやん‼️hotoke-no-face.hatenablog.com
来場者は長時間ブースで出店者とコミュニケーションを図るのが難しい。出店者つながりでSNSをフォローしてくださった方、ブログを読んでくださった方に直接ご挨拶できたのが嬉しかったです。
☔️改善点
①費用対効果
個人的には500円以内だと購入のハードルが低いので、予算重視で本文中の写真をモノクロにしました。せっかくブースで立ち読みいただいてもあと一歩に繋がらず…やっぱ旅行記はカラーの方がいいのか?この物価高のご時世、多少高くても何度も味がする方が喜ばれるのかしら。改版を出すなら、たとえ7〜800円でもカラーにして旅行気分を味わってもらうべきだろうか。
②技術不足
いや〜表紙にもっとこだわるべきだったか!スケジューリングのコーナーを攻めすぎて表紙に時間を使えず、相当シンプルな印象に。試し読みで目に留めてくださった方が一人しかおらず、埋もれてしまったかもしれん。フリーペーパーやPOPはCanva先生の力を借りてそれなりにそれっぽくまとまったので、ジャケ買い誘発作戦は不可欠ですね。くそぉ。
③PRが下手すぎかも
事前告知が少なかったのはもちろん、突発的な会話が弱すぎかもしれません自分は。一言で伝わるセールスポイントを練って、そこからエピソードを3つくらいに分岐させる方が掴みはよかったかも。躍起になりすぎた節がありますね。
youtu.be今日は月を見ながら酒を飲みます。明日仕事だけど。

【告知】7/20(月祝) 文フリ札幌に初出店します

謹啓

ご無沙汰しております。わたくしこと、月見酒と申します。
昨年11月以降ブログを更新できませんでしたが、どうにか生きています。
下書きにはいくつか溜まっているものの、文章とは「書く」よりも「整える」方が何倍も大変で、どうにも公開に踏み切れませんでしたね。

さて、表題のとおり来たる7月20日(月祝)、『文学フリマ札幌11』に出店する運びとなりました。初出店でございます。bunfree.net昨年初めて『文フリ』なる文化に触れ、書くことに魅了された戦士たちの執念にいたく感化されました。商業出版とは別次元の情熱を感じた。kaderi.hatenablog.com

いつか私も出店したいな〜と思いつつ、待ってるだけでは「いつか」は来ないぞということで、意を決してエントリーした次第です。
処女作のテーマをそこそこ悩んで小説に舵を切ろうかと考えた時期もあれど、ここは自分らしくエッセイにしました。
今年3月、仕事がしんどくて10日間ほど海外逃亡した際の、いわば旅日記でございます。先ほど原稿を8割方書き終え、勢いのままこのブログを書いています。現在の進捗、19,048字。手直しをして2万字前後に収まると見込んでいます。

とはいえ初出店、入稿の手ほどきも事前準備もな〜んにもわかってない!残り一か月もないのにまだ原稿仕上がってないけど、間に合うん???去年8月下旬開催だったから完全に油断してた。あと3月に旅行したんだから現地で書き始めればよかったじゃん!!大学の卒論提出時に締め切り30分前まで手直ししてたあのヒリヒリ感が蘇ってまいりました。

ちなみに冒頭で「月見酒」と名乗っておりますが、同人誌発行に際し新たに設けたペンネームです。世を忍ぶ仮の名を大学時代に乱立させたせいで逆に既存の名は決め手に欠け、いったんこれで臨む予定です。しっくり来なかったら変えます。
いや〜同人誌って響きがいいですね。数年来オシャレにZINEなんて呼ばれてますが、できるだけ同人誌と呼びたい。泥臭いから。去年刺激を受けた会場独特の雰囲気を形づくる一冊を生み出したいと、本気で思っていますよ。

ヒント
これって製本間に合わなかったら丸腰で土下座することになる?ただでさえ裸一貫、得体の知れない無課金おばさんを札幌コンベンションセンターに参戦させるのはマズいよね。無事に出店できた暁には、G-17にてお待ちしております。
c.bunfree.net
どうか、お手柔らかにお願い申し上げます。

謹白(緊迫)(文フリまであと21日)(はよ寝ろ)

OKAMOTO'Sを聴き始めて10年経ったみたい

10代の頃から、生活の要所にいつもOKAMOTO'Sの音があった。

岡本太郎を敬愛し、メンバー全員がオカモト姓を名乗る4人組ロックバンド、OKAMOTO'S。
2009年のデビュー以来、おもに1960〜80年代の洋邦ロックに影響を受けた硬派なサウンドを轟かせている。ベーシストのハマ・オカモトダウンタウン浜田雅功小川菜摘の長男。星野源♪恋 のベーシストもハマさんである。
今日はポッキーの日だし吉幾三の誕生日でもあるけど、 そんなことよりベースの日だ!!!!ハマ・オカモトのベースに身を任せ!!!!
youtu.be※0:16あたりから出てくる、ひときわ貫禄のあるヒゲメガネベーシストがハマさんです。(当時25歳)(Fender社と史上最年少でエンドースメント契約を結んだアジア人初のベーシスト)(すごい)

2015年11月のこと。
母親が『OPERA』というアルバムにハマり、機を同じくして関ジャニ∞の最新アルバムにOKAMOTO'Sが楽曲提供しているのを知った。♪勝手に仕上がれという曲だ。
熱心なeighter(関ジャニ∞のファン)だった私はカーステレオから流れるOKAMOTO'Sの音に身を委ね、自然と曲を覚えていった。もちろんウォークマンにもダビングした。『関ジャム』にOKAMOTO'Sがゲスト出演し、ジャムセッションで♪勝手に仕上がれを披露した回は擦り切れるほど観た。VHSなら擦り切れていた。

勝手に仕上がれ

勝手に仕上がれ

  • SUPER EIGHT
  • J-Pop
  • ¥255
music.apple.com
高校に進学し、歴史の語呂合わせにOKAMOTO'Sを利用していた。(♪ミスターファンタジスタに合わせて江戸時代の私設塾を4つ覚えた。サビの♪考えようじゃ ファンタスティックさ→適々斎塾 緒方洪庵 といった具合に。半ば強引だけど未だに覚えている)

母親と一緒に、青森や東京にも遠征した。
アルバム『NO MORE MUSIC』の発売時、ハマさん以外の3人がタワレコでアルバムお渡し会をする謎イベントに行った。サインを書いてもらっている間、ボーカルのショウくんに「受験生なので頑張れって言ってください!」と伝えたところ「頑張らなくていいんだよ♪」と言われ、いたく感動した結果ギターのコウキくん、ドラムのレイジくんとしゃべる時間がなかった。母親は緊張してぜんぜん話せなかったらしい。

Cold Summer

Cold Summer

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.com
大学に進学した。当時所属していた新聞サークルで、初めて紙面に載った記事はOKAMOTO'Sの音評だった。大学正門の守衛さんや学生センターのスタッフなど「OKAMOTO'Sを選ぶとは渋いねぇ」と局所的に評判だった。入稿作業中、好きだった人がOKAMOTO'Sの好きな曲をかけてくれて、ますます好きになった。
このブログを書くにあたって件の紙面を母親に送ってもらった。当時18歳。見るに堪えない文章を覚悟したが、意外と読めた。たしか原文はもうちょい尖っていて、先輩方が丸く整えてくれた覚えがある。むしろ文章に変なしがらみを感じなくて、今より読みやすくねぇか?その翌年、武道館の10周年ライブにも行った。
ライブ前夜に「明日はOKAMOTO'Sのライブなのでワクワクして寝れない」的なことをツイートしたら、レイジくんからいいねが来てますます寝れなくなった。ソロアルバムを出したコウキくんのライブにも行く予定だったが、身内に不幸があり泣く泣く取りやめた。
それ以降いろんな曲を聴くようになり、コロナ禍もあって少しOKAMOTO'Sから遠ざかってしまった。
OKAMOTO'S公式Twitterより@2019
この前母親からLINEが来て、久々にOKAMOTO'Sのライブに行った。すごくよかった。
OPERA』や♪勝手に仕上がれを聴き倒していた15歳の冬から、もう10年が経っていた。なんの因果か。ブログにするなら今しかない。


【好きな曲5選】
★チャンス

チャンス

チャンス

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.com壁を乗り越えたいとき、この曲にどれほど励まされてきたか。カップリングなのがもったいないと思っていたら、デビュー10周年記念のベストアルバム『10'S BEST』にしっかり入っていてよかった。

すべての日々に意味があったことに
いつの日か気づくって いま決めたんだ
それまでは辞めれないぜ

コロナ禍で人生の音楽ベスト10を勝手に選んだときにもランクインしました。新しい日常を支える名曲10選【祝3000アクセス】 - 歩み


★Phantom(By Lipstick)
2016年のリリース当時からこの曲が異常に好きで、事あるごとに聴き続けています。

Phantom(By Lipstick)

Phantom(By Lipstick)

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.comファンの人気投票でも常にランキング上位ですよね。中毒性が高いのかな?外国のオシャレな喫茶店でかかっててもおかしくない。一生聴きます。


★ラブソング
有無を言わさずMVを見てほしい!OKAMOTO'SのMVではいちばん好きで、下手したら生涯出会ったMVでトップ10に入ってる。
レイジちゃんマジで可愛い。ショウコちゃんの気高い感、ハマコちゃんの平日バリキャリ休日ゴスロリ楽しんでますよ感、コウキちゃんの...地元の商店街で出くわしそう感、撮影大変だったでしょう感も含めてもう全部好きです。youtu.beラブソングにしては歌詞が少ないし、サビなんて全部ハミングなんだけど、恋で舞い上がってるときにことばなんて要りませんよね。「明日へドュラッターン」って何?
ショウくんの詞は「ニーニニニーニニニニニニニー」とか「Tra lala-lou-la Yeah! Yeah!」とかおよそ凡人には思いつかない擬音が多いんですが、聞けば不思議と「その音こそ正解だ」と思う。フロントマンすぎる。


★マジメになったら涙が出るぜyoutu.beいしわたり淳治先生プロデュース。10代で華々しくデビューするもなかなか日の目を見なかったOKAMOTO'Sが、♪青い天国(後述)と同時期に初めてちゃんと人を頼った楽曲だったはず。精神的にしんどかった中高生時代に自己を投影しては励まされていました。社会人になって改めてMVを観ると刺さる。
高1の頃、テスト勉強しながらサビの替え歌で「世界史だったら やる気が出るぜ 物理をやると死にそうだぜ」と口ずさんでいました。私立文系です。


★オドロボ

オドロボ

オドロボ

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.com最近の曲でいちばん好きです。父親ゆずりで声が通りすぎるハマ・オカモトのコーラスがクセになる。そしてベースラインが妖艶すぎる。ライブで聴いたときに心を鷲掴みにされてしまった。ハマさんとレイジくんは普段あまり楽曲制作に携わらないけど、もっと2人が手掛けた曲も聴きたいぜ。


【おすすめ曲11選】
すいません、どうしても10曲に収まりませんでした。

☆Beek
OKAMOTO'S挨拶代わりの一曲。イントロのギターリフを聴くだけで、ファンは踊る準備ができる。

Beek

Beek

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.comこの『10'S』から10年経った『10'S BEST』、ジャケットで10年という時の重さを如実に感じます。若返った方が約1名。


☆Run Chicken Run
これを10代でやったらそりゃ世間は黙っちゃいないよね。2分にも満たないインスト曲なのに満足度が高すぎる。青くささが残る初期のOKAMOTO'Sは、「俺たちの音に震えろ!」とでも言いたげな若々しさと刺々しさが最高です。

Run Chicken Run

Run Chicken Run

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.comメジャーデビューアルバムの『10'S』でも特に♪Run Chicken Run〜♪恋をしようよは10代の技巧と思えません。♪マダラは年々進化している。もはやサグラダ・ファミリアだ。


☆欲望を叫べ!!!!youtu.be]フラストレーションが溜まったときにはこれ一択!バンド名の由来になった岡本太郎をテーマにした楽曲で、芸術を爆発させる着火剤になりうる。


☆青い天国
ライブの定番曲。サビの歌詞「手を振るぜ」に合わせて手を振るのがお決まり。「あ〜OKAMOTO'Sのライブに来たぜ」と思えて楽しいです。youtu.be間奏でちょっとテンポが早まり、疾走感あふれるベース、ギター、ドラムに酔いしれるのが至極。


☆告白
なんてことない日常に聴く曲。こんなに明るい曲調なのに歌詞が「人は茨の道を いつも選ばされている」から始まるのが陰鬱なOKAMOTO'Sの等身大らしくていい。サビのレイジくんの上ハモが素敵ですね。レイジくん歌上手いんだよなぁ。

告白

告白

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.comこのブログ書いてて気づいたけど♪Beekも♪告白も花が咲いている。


☆ドアを叩けば
アルバム『Let It V』は曲順が素晴らしい。母親が大好きな曲。

パーカッションのようにドアを叩け
中の君が踊り出すまで

ドアを叩けば

ドアを叩けば

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.com

☆SAD SUNDAY
歌詞が好き。憂鬱な日曜日の夜に昔からよく聴いてたんだけど、サブスク対応してないの!もうあの頃のウォークマン壊れちゃったよ!あの曲が聴きたいのに!

眠れない夜はいつも
情けない自分のせいさ
とにかく考えることが
多すぎるから


☆L.O.S.E.R
私の中では"loser"といえば米津よりOKAMOTO'Sです。イントロから繰り返すギターのリフは、一度聴けば頭から離れなくなるはず。痺れるカッコよさ。すべてを投げ出したいときや「はいそうです、所詮私は負け犬ですよ」と思ってしまったときの慰めになる一曲です。

L.O.S.E.R

L.O.S.E.R

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.com
やっぱり実家でOKAMOTO'Sを聴き狂っていた時期の『OPERA』と『NO MORE MUSIC』が群を抜いて思い出深いアルバムで、OPERA』は一枚を通してストーリー仕立てになっています。ぜひ時間があるときに頭から聴いてみてほしい。
あえて一曲に絞るなら♪L.O.S.E.Rってだけで、結局全部好き。♪ハーフムーンはギターのコウキくんがボーカルの優しい曲。♪アップサイドダウンと♪楽しくやれるハズさは変な曲だけど急に聴きたくなる。♪うまくやれはたまにライブでやってくれる。C&Rが盛り上がります。


☆Border Line
『BL-EP』の収録曲で、1曲目の♪Burning Loveとともに曲のイニシャルが「BL」になっているきめ細やかさ。

Border Line

Border Line

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.comショウくんが男性、コウキくんが女性側の心情を歌うツインボーカル制です。

憂鬱なエブリデイ 死ぬまでの間の
退屈を忘れさせてあげよう
そんなこともうさ 考えるのやめるんだ
とりあえずいいから始めよう

ねえ 純情に 愛情を 注ぎ過ぎて結果損したわ
感情は 単純じゃない 頭悪いふりしてやり過ごせない

ここで声を大にして伝えたいのは、オカモトコウキが手掛ける曲の良さ。決してショウくんの曲を下げてるわけじゃないですよ。文学的な歌詞と抒情的な曲調が私の琴線にガリガリ触れる。♪ヤバコウキや♪なんかホーリーなどたまに様子がおかしくなりますが、人間らしくていいと思います。
コウキくんがボーカルを務める曲も最近増えてきたし、ソロデビュー済なので彼の甘い歌声を聴きたい方はサブスクで「オカモトコウキ」と検索してください。ソロデビューアルバム『GIRL』の♪石鹸は、『NO MORE MUSIC』♪時差のアンサーソングです。
♪ハーフムーンを除けば、♪WENDYと♪頭の中だけ俄然ポップ が好きですね。母親はショウくん派、私はコウキくん派です。ジョンとポール、ヒロトマーシー的なことですわ。


☆Spriteyoutu.beMVの”青春のつぎはぎ”がスプライトの泡みたいに儚くてきれい。そして歌詞が素晴らしい。時の流れに抗えない人間の性を、時の流れとともに泡が消えぬるくなるスプライトに重ねている。

思い出のヒットソング口ずさんで 切なさの理由を探していた
今より知らないことばかりで 今より、わかっていた

年を重ねるごとに知ったかぶりが増えていく。純粋でいられなくなる。思い通りにならない社会で生きていくために、大人は小賢しさを覚える。嫌な気持ちだ。
現に私は「言葉で残せないことがあまりにも多すぎ」るとわかっていながら、書かずにいられないからこうやって書いている。ショウくんが「In the night we're not alone」と言ってくれると心強い。


☆よくないね
最新アルバム『4EVER』より。現在このアルバムを引っ提げて全国ツアー中で、私も行って参りました。

よくないね

よくないね

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥255
music.apple.comApple Musicのインタビューがもうね、清々しいくらいに世界を斜めから見ていて、よくないね。

コウキとショウのデュエット曲です。“いいね”がこんなにあふれた社会にあえて提案する“よくないね”、ひねくれたOKAMOTO'Sらしいユーモアに満ちた曲です。

OKAMOTO'Sは、ひねくれ者たちの味方だ。

実は誰よりもまっすぐな心を持ちながら15年間反骨精神を掻き乱し、今日も新宿からあなたの街のライブハウスにやってくるダークヒーローだ。 私はずっと居心地の良い場所なんてなくて、流行に興味がなくて、人と群れたり自分を打ち明けたり己を曝け出したりすることに一抹の恐怖さえ覚えてきた。

ティーンエイジャーからアラサーになっても、内なるロックを呼び醒ます、オカモトズに夢中だ。youtu.be

笑って笑って もう強い奴のフリするのは止めて
泣けてくるぜ 見え透いたお世辞ばっか

駆け込み万博で、終わりゆく夏に世界を旅する

9月18日(木)
・朝8時すぎの飛行機で神戸空港に降り立つ。想像の5倍小規模な空港だった。神戸プリンしかなかった(語弊)。この日のNGK公演は中川家が出演する当たり回だったが、神戸に着いた時点で当日券が売り切れてしまった。
・ホテルに荷物を預けたあと、思い立って阪神電車千鳥橋駅へ。SUPER EIGHT横山裕さん行きつけの老舗お好み焼き店「あたりや」をようやく訪問できた。

横山さんが食べて育った素朴な味
昼間しか空いておらず、ライブ期間中はオタクでごった返すため数少ないチャンスだった。同志が持ち寄ったグッズで祭壇ができている。此花区は横山さんの地元。しばらくあてもなく散歩した。通学路や商店街を見つけるたびに、幼い横山さんが駆け抜けていくように感じた。

・大好きな御堂筋線に揺られて純喫茶へ。『純喫茶とあまいもの 大阪編』を読んで、絶対に訪れようと決めていたコーネル。チーズケーキの上で季節のフルーツ、いちじくが踊っていた。
・好きなビアバーは定休日。ホテル内のハワイアンレストランで晩酌した。ガーリックシュリンプとポキを食べてシャワーを浴び、気を失うように10時間寝た。
ANAのスマートU25は搭乗当日まで空席があれば、25歳以下ならLCC並みの値段でチケットが手に入る神システム。口コミを信じて深夜3時まで伊丹・関空の空席開放を狙ったが徒労に終わり、今にも倒れそうな眠気と戦い続けた一日だった。大学時代、帰省で散々お世話になったスマートU25もラストイヤーだ。年内にもう一度使いたい。

9月19日(金)
・6時台に気持ちよく目覚め、8時台に夢洲着。 

話題の阿部寛は見切れてますな
大阪メトロ中央線はコスモスクエア駅を出た瞬間「次は、いよいよ夢洲駅です!!」と大げさなくらい劇場型のアナウンスに、コブクロの万博テーマソングが流れる特別仕様だった。隣で立ってた家族連れのうち、中年のお父さんだけめちゃくちゃはしゃいでいて奥さんと子どもにたしなめられていた。童心に帰る場所、こんにちは万博___
・小一時間待って空港と同じガチガチの手荷物検査を受け、10:10にめでたく万博入場!大屋根リングは散々な言われようだったけど、虫一匹止まってませんでしたよ。
・最初に辿り着いたのはコモンズC館。ウクライナ館、いろいろ考えさせられる。
・個人的に惹かれているマルタ。30分程度で入れた。親日国らしく、友好の証として互いに贈呈した鎧と甲冑が入口に展示されていた。死ぬまでに観光したい。マルタに限った話ではないが、食事はアミューズメント価格すぎて味がしなかった。
マルタのCisk Lager(1400円)とラビオリ(2200円)
・続いてコモンズA館。イエメンの宝石やトリニダード・トバゴのカーニバル衣装などを眺めていると、ブルンジの陽気な青年が「みんなみんな〜、まいどおおきに〜!ブルンジコーヒー、むっちゃうま〜い!しらんけど〜」と客引きしていて、みんな笑顔になった。半年間言い続けているのか関西弁が板についている。「むっちゃうま〜い!」の発音は𝑴𝒖𝒄𝒄𝒉𝒂𝒖𝒎𝒂𝒊でした。
スリナムの装身具
・その足で「夜の地球」パビリオンへ。石川県の復興を象徴するような、輪島塗の地球を眺めることができる。通りすがりの人が呟いていたが、不自然な継ぎ目や色ムラが一切ない。日本の伝統工芸の真髄を見た。
・小腹が空いて、ドイツビール(1800円)を飲みながらたこ焼き(6個で1100円)を食べた。資本主義の味がした。
・夕方すぎ、スペイン館がバグりぬるっと15分で入れた。青が基調のテクノロジーコーナー、オレンジが基調のパッショネイトコーナー、白が基調の売店を順に歩き、色彩の隔たりが大きすぎて太陽光を直視した後の丸い光みたいなあれがずっと見えた。一瓶2万円の粒状オリーブオイルを売っていた。夜に通りがかったときは屋外でフラメンコショーをやっていた。

・次回の万博開催国であるサウジアラビア館は外観からアラブの風を漂わせ、気合が入っている。行けるもんなら行きたかったが行けなかった。

異世界
・どこのパビリオンも入れそうになく、一時間並んでガンダム像そばの土産物店へ。
アトムを探せ
相棒の太ったミャクミャクをお迎えした。ミャクミャクさんたちがひしめき合っていると、”生命の蠢き”を感じる。

・すっかり日も暮れ、夜の大屋根リングに登った。正直、ここからの景色は万博でいちばん感動した。これだけでも万博に来た価値があった。各国個性ある光を放ちながら、リングの中で確かに世界は一つだった。
地球に土星の環がついて、大きな地球儀を旅しているようだった。この麗しき世界に紛争や自然災害が絶えないこと、悠久の自然の前では無力にもかかわらず、利己的な人間のことを思った。悲しいくらい美しい眺めだった。人間が生み出した、残酷な光だった。

・大屋根リングの下でひときわ光り輝くトルクメニスタン館を見つけ、30分ほど並んで入館した。

えぐい
一部メディアでは北朝鮮より情報が少ない国」とも言われる、謎に包まれた国だ。是非とも訪れたかった。総統の肖像画を掲げた入口を抜けると、アジアとアラビアとヨーロッパの文化が融合したような意匠がそこかしこに広がる。トルクメニスタンの薬用植物、鉱物、農産物、繊維工業、生活用品、さらには日本語教育用の教科書まで、思いの外たくさんの資料が展示されていた。すっっっっっっごい面白かった。Tシャツ買っちゃった。
・開場時間は22時までだが、混雑緩和のため21時までにはほぼすべてのパビリオンが閉まる。慌ててコモンズF館に立ち寄りこの日は終了。と言いたいとこだが...
ドローンショーをやっていた!
・万博会場から外に出るまで30分、夢洲駅に辿り着くまで30分、ホテルに着くまで30分。18km歩き、かかとが外れそうだった。ビアバーに行く体力もなく、カップ麺を食べてシャワーを浴び、TVerで前話を振り返り、『40までにしたい10のこと』最終回の12話を拝む、ドラマにはならない幸せな日常_____

(読み飛ばしていいです)
・あのね、私はカプセルホテルを予約したんですよ。テレビはあるけど音が筒抜けにならないようイヤホンで聞くスタイルなんですよ。どういうことかわかります?個室のホテルと違ってバカ騒ぎできないんです。いや個室でもダメか。もうね、中国の皇帝が「憤死」する理由がわかった。ハンカチを噛みながら怒る女の心理がわかった。感情がピークになる場面で抑圧されたとき、人は予想だにしない行動を取りますね。土曜は9時に万博入場だってのに、深夜3時までTVer観て枕叩いてヘドバンしてました。もうちょっと部屋が広かったら飛び込み前転とかしてた。危ねえ危ねえ。苦情来なくてよかった。全然寝れませんでした。雀さんと慶司が、今日も幸せに過ごせていますように_____どうか、どうかこの大切な日々が 気まぐれじゃありませんように(本歌取り)_____

ありがとう。本当に、ありがとう________
(読み飛ばし推奨終了)


9月20日(土)
・3時間睡眠で挑んだイタリア館との死闘はこちらをご覧ください。
【検証】大混雑の万博イタリア館に並びながら村上春樹を何ページ読めるのか - 歩み
・イタリア館で燃え尽きたあとは、バルト館とチリ館へ。アルトゥルさんには会えなかったが、形見のミャクミャクとバルトの薬草を拝んできた。
・チリ国内はちょうどワインウィークらしく、チリパビリオン内部でワイン講習を行っていたが事前申込制だった。近くでカビゴンが寝ていた。

ポケモンスリープ(実写版)
セネガル館とバングラデシュ館を眺めたあと、流れるようにコモンズB館へ。
ベナンへよこそ!
DJポリスみたいな警備員が面白かった。「え〜コモンズB館は予約なしで26カ国巡り放題、もはや世界旅行。館内の温度は約15℃。暑い外には戻れなくなっちゃうかもしれませんね〜(意訳)」など滔々と語り、惜しげもない𝒪𝒮𝒜𝒦𝒜 𝒮𝓅𝒾𝓇𝒾𝓉𝓈を感じる。
特にカリブ海沿岸の島々、衣服のデザインがかわいい
アフリカや中南米オセアニア諸国で技術革新が進むさまを新鮮に眺めるたび、人を傷つけるのは無意識の偏見だとわかる。
たこの輸出で有名なモーリタニア
Twitterで有名なナウル
・コモンズを出ると、タイミングよく花火大会をやっていた。「万博公式」みたいな映像が撮れた。
夏の幻影?
・飢餓状態の私を救うように、たまたま入ったベトナム館で軽食にありついた。ベトナムのミルクコーヒーは練乳が入っている。フォーと迷ったが、ミルクコーヒーとの相性を考えてバインミーを選んだ。
・外のベンチで同じ組み合わせを楽しむお姉さんがいて、一緒に食べた。黒髪パーマのショートカットヘアに、白い綿のチュニックを着た、どこかエスニックで自分の世界を持っていそうな人だった。左手薬指が光っていた。お姉さんは万博に興味がなかったらしいけど、電車一本で来場できるところに住んでいて、7月にもふらっと訪れたらしい。前回はあえてパビリオンを回らず、コロンビアとブラジルのコーヒーを飲み比べて颯爽と帰ったとのこと。かっけえ。血眼で安い飛行機をもぎ取り、できる限り元を取ろうとイタリア5時間耐久チャレンジに挑んだ私とは住む世界が違う。穏やかな関西弁で相槌を打ちながら、私なりの「大阪・限界万博」を楽しそうに、物珍しそうに聞いてくれた。空きっ腹にぶち込む練乳入りミルクコーヒーで血糖値が爆上がりし、いよいよ天に召されるかと思った。

・私にはまだやり残したことがある。コモンズA〜F館(E館は毛色が違うので除外)を制覇できていない!

落合陽一プレゼンツ
お姉さんに別れを告げて雑踏を駆け抜け、null館を通り過ぎ、大屋根リング半周分引き返してコモンズD館へ。
ビジュアル優勝のオーストリア
閉館まで残り30分!
マーシャル諸島第一次世界大戦第二次世界大戦終戦まで日本の統治下にあり、「アミモノ」などいくつかの日本語が現地の単語として定着しているそうだ。全然知らなかった。マリの民族楽器に耳を傾け、モンゴルに伝承する文字を学び、カラフルなタジキスタンの紋様にトルクメニスタンと通ずる文化を見出し、しばらく渡航できそうもないパレスチナ館に息を呑んだ。

コモンズB館の警備員が呟いたセリフがフラッシュバックする。”もはや世界旅行”_____そうだ。

私は今、世界を旅している!
世界各国の風土、歴史、混沌、血、涙、決意、夢が押し寄せる。各国の文化が、大阪で廻り合う。生命の息吹を、鼓動を感じる。

”いのち輝く未来社会”に、生命と文化が脈々と受け継がれる。そうか、ミャクミャクはここから生まれたんだ。やっと出会えた。万博を諦めないで本当によかった。私はこの夏、コモンズを制覇し、世界の広さを知った。
・上半身と下半身が分裂しそうだった。2日で30km歩いてこの有様。24時間で105kmを走り7億円を集めた横山裕(44歳)の偉大さを知る。クウェート館、サウジアラビア館、アメリカ館に行けなかったのは悔しいが、人が多すぎて行列を締め切っていたので仕方がない。本当に、本当に、帰りとうなかった___

そんなこと言わないで

9月21日(日)
阪堺電軌に乗って、観光ではまず訪れない北天下茶屋駅に隣接したコーヒールンバでモーニングを食べた。

これぞ西成区と言わんばかりの新今宮駅前ホーム。歯のないおっちゃんが外国人にたかってた
10種類あるモーニングから、三色トーストを選んだ。絵にかいたような大阪のおばちゃんの常連客でにぎわっていた。
・10月末に日本から撤退するローラメルシエでハイライトを買った。大阪の百貨店店員なんて全員ハイエナだと思ってたけど、たまたま物腰柔らかな方が担当で助かった。ロレアルパリといい、Too Facedといい、素敵なハイライトはどうして日本から消えてしまうのか。けっこう気に入ってるんだけど、もう一個ストックした方がいいのかね?
・もう一軒純喫茶に行けるくらいの時間はあったが疲れが溜まっており、足早に空港へ。スマートU25で伊丹発を勝ち取った。毎回551で豚まん2個と海鮮ちまきをテイクアウトしないとダメな体になってしまった。
・線状降水帯でフライトが危ぶまれていたなか〜、しっかり定刻通りに(むしろ巻きで)到着してしまいました〜。チックショー!!!大阪に住みたい!!!!!今年だけで3回行ってるけど全然飽きない!労働が、嫌いです!!!

村上春樹さん、対戦ありがとうございました。イタリアと合わせて18000字書いて連休と万博が閉幕しましたよ。

ミャクミャクネイル、気づいた?

【検証】大混雑の万博イタリア館に並びながら村上春樹を何ページ読めるのか

駆け込み万博してきました。

遅めの夏休みを取って9/18(木)〜21(日)まで大阪に滞在し、19(金)と20(土)で万博へ。ギリギリで大阪行きが決まったのでもちろんパビリオンは全落ち。19日はコモンズ(各国のパビリオンが集まった建物)を中心に回りましたが、どうしてもイタリア館が諦められず「明日はイタリア館に行ければあとはどうでもいい!」との決意を胸にホテルへと戻ったのでした。

そして迎えた20日土曜日。曇りのち雨、最高気温31℃。とても9月下旬とは思えない湿気に包まれていた。9:00入場のEXPO quickチケットを入手したのに、前日歩き回った疲労と諸事情(後述)に抗えず7:00すぎにのそのそと布団を出て、9:00ちょうどに夢洲入りしました。

9:47 イタリア館最後尾へ!
ただ待つだけなのもしんどいな...
そうだ、村上春樹を読もう。

せっかくモバイルバッテリーを持参したのに日頃の行いが悪く断線してしまい、むやみやたらにスマホを触れないことが金曜夜の大屋根リングで発覚しました。生活が苦手です。
読みかけの本があったけど、よりイタリアとの親和性が高そうな村上春樹を何ページ読めるか検証することにしました。お相手は『スプートニクの恋人』です。古本屋で300円だった。裏表紙のあらすじしか知らない状態で臨みました。

10:00 検証開始!列が長すぎて、大屋根リングの下に蛇腹で並ぶよう促された。
👤「え〜今からイタリア館に並ぶと3時間以上待ちま〜す(棒)パビリオンを見る時間を含めると4.5時間は覚悟してくださ〜い(棒)」という、情報の怖さにまったく釣り合わない女性スタッフの棒読みがこだまする。武者震いがした。

太ったミャクミャクが相棒

しっかし大学生ぶりに村上春樹読んだけど、村上春樹は毎回「想像上の村上春樹」を大幅に超えてくるな〜...
村上春樹が使う比喩って「それだ!そうとしか言いようがない!」が1割、「あ〜まあそうですよね」が7割、「なるほどわからん」が2割なんですけど皆さんどんな比率ですか???私は1割のドンピシャに出会うために読んでる節があります。
村上春樹から比喩を取り上げたら本の厚さは3分の2になって、音楽と服装の描写を取り上げたら20ページ、括弧書きで15ページ、ナカグロ(ダンキン・ドーナツとかミネラル・ウォーターみたいな)を取り上げたら5ページ削れると思うんだけど、どれを奪っても村上春樹は成立しないので村上春樹はやっぱり村上春樹なんだと思う。性欲にまつわる言及を削るのが野暮なようにね。

◇◆◇

検証開始から、すでに三○分が経っていた。ぼくの前に並ぶ小柄な女性としばらく世間話をした。黒にもグレーにも見えるバケット・ハットを被り、ダーク・ブラウンのシャツに淡いロング・スカート、履き慣れた白のスニーカーが時折顔を出す。神戸から来たそうだ。「一人で来たからぼくがお手洗いに立つときはここを空けておいてほしい」と伝えると、快く了承してくれた。ビジネス・シーンでなくとも、契約は早めに交わす方がいい。

彼女とはずいぶん話し込んだ。友人二名と一緒に来たのに、自分が場所取りしているのをいいことに戻ってくる気配がないこと。ぼくがスーパー・エイトのTシャツを着ていることに気づき、娘が同じ界隈のファンで曲を布教されていること。北海道に知り合いがいて、過去に女満別空港を訪れたこと。大阪弁とは少し違うアクセントと笑顔が素敵だった。

どれほど言葉を交わしただろう。途絶えない行列はぼくらを攫う波のようにうねり、彼女の連れが戻ってきた。饒舌に話し始めるのを見届け、ぼくは再び本に目を落とした。

◇◆◇

ふと時計に目をやると、十一時三○分を回っていた。ぼくは一度限界を迎え、地面に座り込んだ。無理もない。前日に会場を二周し、十八キロも歩いているのだ。周りは皆思い思いに、携帯用の椅子に腰を落としている。電子の海を越えどこかのブロガーが必ず持参すべきと提唱していたが、キャリーケースに入るはずもない(一人暮らしで、レジャーシートを持つ人間がいったいどれほど存在するだろうか?)。くたびれたぼくは、防水のプリーツ・スカートを全面的に信じるほかなかった。
万博に駆け込む前、大阪は雨予報だった。ぼくは前もって、普段使いできる雨具を買い込んでいた(空模様と恋模様ほど、自然界であてにならないものはないと気づくのは、ぼくがもう少し大人になってからだった)。生まれながらの性別にかかわらず、みなワークマン女子であるべきだ。ぼくはこの日履いていた渋いピンク色のロング・スカート、軽量で衣擦れの音を抑えたチョコレート色のウインド・ブレーカー、季節を問わず活躍するペール・ブルーの防水チノ・パンツに幾度も助けられた。価格と機能性は、ぼくが知りうるすべてのファスト・ファッション・ブランドを差し置いている。涙ぐましい企業努力に、ぼくは試着室で言葉を失った。

◇◆◇

正午を迎える頃、ぼくはようやく第一章を読み終わった。意外にも外界からの刺激が多かったのだ。大屋根リングの内部には踏切があり、運搬用のトラックや要人を乗せた黒塗りの車が往来する際は、機械的な音を立てながら通行人をせき止めるようになっている。
また吉本興業のパビリオンが通路を挟んで隣り合わせており、未だ日の目を見ない芸人の卵が朝から必死に場を温めようと試みては、次々に玉砕していく音声が聞こえてきた。幕間には売れっ子の映像も流れ、大阪然とした吉本新喜劇の映像とともにパンティー・テックスの叫びが大屋根リングを貫いた。蒸し暑い昼下がり、大西ライオンが心配ないさとぼくたちを励ました。イタリアとの相性については言及を控えるが、有意義な時間だった。
さらにはパビリオンの最後尾を見つけられない気の毒な連中が、平然と列に割って入ろうと目論んでくる。大屋根リングでは、道路交通法以外の法律は適用されないらしい。ぼくは毅然とした態度で、にじりにじりとイタリアに迫りながら第二章(およそ五○ページ)まで辿り着いた。

◇◆◇

時刻は○時三○分。列に並び始めてから三時間が経とうとしていた。まだ先は見えない。ぼくは避けがたい眠気と空腹感に襲われ、今にもひっくり返りそうだった。とある事情により、前日は三時間睡眠だったのだ。なぜかって?
ぼくが生涯でいちばん熱中したドラマが最終回を迎えたのだ。前日は遅くまで活動しており、仮眠をとる余裕すらなかった。そもそも日付を回ってからの幕開けで、オン・エア終了時点で午前一時に迫っていた。三○分で満足できるはずがないとの予想を覆し、期待に胸が高鳴る視聴者をねじ伏せる、あまりに素晴らしいフィナーレだった。ぼくらは結託して、幻覚を見た。現実は時に夢を上回る。ツイッターティーバーがぼくの頬をつねった。どんな絶景よりも美しく、どんな旋律よりも心地良かった。天にも昇る心地で呆然と時は過ぎ、あっという間にカプセル・ホテルのディジタル時計がちかちかと「3」を照らしていた。ぼくはこれだけ言葉と向き合いながら、これほど素晴らしいものに出会ったときの言葉を持ち合わせていない。愚かなぼくを許してほしい。イタリアを目指し船を漕ぐ最中、ぼくは暗礁に乗り上げるたび網膜にダビングした最終回を思い出すことにしていた。しかしどんな薬も一日は効かないらしかった。立っていると心臓が脈打つ。ぼくはリュックサックで虚しく潰れたセブン=イレブンのおにぎり(あるいは、それに似た何か)を胃に押し込めてから、そっと目を閉じた。

/ツカレタネ\

◇◆◇

人間の三大欲求は、「食欲・性欲・睡眠欲」とされている。午後一時を回ったこの時ばかりは、なぜ排泄欲が見当たらないのか不思議で仕方がなかった。ここであらかじめ結んだ契約が活きてくる。ぼくは彼女に声をかけ、迷ってもいいように連絡先を交換した。鉛のような足を引きずり、ぼくはじつに三時間以上ぶりに外の風に吹かれた。生ぬるい風だった。円形の牢獄に囚われたぼくたちは、用を足すにも許可が要る。か弱いぼくは、化粧室でさえ三十分並ぶほどの混雑ぶりを知る由もなかった。
彼女に「飲み物などおつかいがあれば伝えてくれ」とメッセージを残し、正しい列か確認を終えてから辺りを見渡す。オランダ・パビリオン近くのキッチン・カーはそれ以上に並んでいた。コンビニすら行列ができる異常事態に、ぼくは災害を疑った。幼い旅人がそこらじゅうで泣きわめき、その親は呆れるように怒り、恋人たちはいそいそと自分の世界を造る。ぼくはこの世のすべてにいらいらしていた。

Every foreigner SHOULD experience Japanese toilet culture.

身軽になったぼくは、彼女たちが何も望まない律儀な人であることに心底感服しながら手を洗った。『スプートニクの恋人』にはイタリアをめぐる冒険が描かれているが、ぼくはもうイタリアに行きたいのかどうか、それすら分からなくなっていた。砂漠のオアシスを探し求める蛙のように重い足取りだった。意を決して大屋根リングに引き返すも彼女は見つからず、電話をかけて合流した。ぼくたちは確実に前進していた。ここからは修行であり、苦行であり、めいめいを突き動かすのはたった一つの執念だけだった。

◇◆◇

ぼくはそれからも活字に目を配ったが、欲求への諦観はゆうにピークを超え、惰性でスマート・フォンをいじりながら彼女たちと共に過ごした。彼女たちは十四時三○分に予約したオーストラリア・パビリオンを諦めざるを得なかった。「ここまで来たら並ぶしかないやんね」と笑った。山火事で飢えたカンガルーのように鋭い眼光だった。

時刻は十四時五○分、驚くべきことに列に呑み込まれてから五時間が経過している。ここに来て第四章を読了し、大屋根リングの最前列に躍り出た。

目イっちゃってるもんね

そして十五時を回り対岸に誘導された。疲れ果てた青年が「イタリア館最前列の皆さんは手を挙げながら渡ってください!!」と虚ろな目で促す。大人になって恥じらいを覚え、ぴんと手を伸ばすことさえ躊躇われた。いつからぼくら大きな児童は、純粋さを失くしてしまったのだろう。

十五時一○分、ぼくはついに______

変な水もらった

うぁあああああぁぁああ!!!!!!!!!

すいません「私」が辛すぎて「ぼく」に乗っ取られてました!!!皆さん無事ですか?私が飼ってる村上春樹、変なこと書いてない?
5年前、大学生の頃にも一度憑依されたんですけど、ここまで辿り着いた人どのくらいいます?kaderi.hatenablog.com

ちょっと筆が乗りすぎなので時系列まとめますね。

9月20日(土)

  • 曇りのち雨、最高気温31℃
  • 8:30 夢洲駅に到着
  • 9:00 シャトルバスに乗り西ゲートに到着
  • 9:42 手荷物検査を経て入場
  • 9:47 イタリア館最後尾に到着
  • 10:00 村上春樹スプートニクの恋人』を読み始める
  • 10:30-11:00 神戸レディと世間話
  • 11:11 吉本パビリオンで気が散る
  • 11:30 その場に座りこむ
  • 11:40 イタリア館の建物が見えてきた
  • 11:55 第一章読了
  • 12:10 第二章読了(ここまで50ページ)
  • 12:30 とんでもない眠気と空腹
  • 12:40 第三章読了 立っていると心臓が脈打つ
  • 13:00-13:30 トイレに30分並び、気力だけで大屋根に
  • 13:50 神戸レディがオーストラリア館を諦める
  • 14:00-14:30 すべて飽きてスマホいじいじ
  • 14:50 大屋根リング前最前列
  • 15:00 第四章読了 恥じらいながら対岸へ
  • 15:10 イタリア館入場

総待機時間:5時間13分
9月19日(金)総歩数:約34,000歩(18.95km)
9月20日(土)総歩数:約19,000歩(13.17km)
スプートニクの恋人』総ページ数:86ページ

いや〜〜〜自分と環境のコンディションが悪すぎましたね。たぶん適正な睡眠を取った一般人なら150ページは読めるはず。『スプートニクの恋人』も然り、何やかんや村上春樹作品は「読み進めることができる」から愛されるんだと思う。
私はただでさえ本を読むのが遅くて、例えば

ディジー・ガレスピーみたいなセルロイドの黒縁の眼鏡をかけ、むなしく空をにらんでいた。だいたいいつも古着屋で買ってきたようなぶかぶかのツイードのジャケットを着て、ごついワークブーツを履いていた。(11ページ)

という一節があれば、決して読み飛ばすことはなく、聞いたこともないディジー・ガレスピーを検索して、自分の中で像を固めてからではないと次に進めない性分である。この日は吉本パビリオンの若手芸人よりも(目が)スベってしまい、何度も何度も戻った結果の86ページでした。



🇮🇹以下、イタリア館のネタバレです🇮🇹


やっとの思いで内部に潜入すると、まず大きな画面の前に通される。フカフカの座椅子が用意され、もれなく全員がクッションと一体化していた。
イタリアにまつわる映像を見終わると、突如壁が回転しモニターで見た作品が目の前に!!!

えええええ

そこからはもう美術館だった。来年のミラノ=コルティナオリンピックで使われるトーチに、美術と歴史の資料集でしか見たことがない芸術作品の数々。あの像は360°どこからでも鑑賞できる。当たり前のようにレオナルド・ダ・ヴィンチのあれが出てきて腰を抜かした。

イタリア館で勝ち取った最大の功績は、名だたる作品の息遣いを感じられたこと。本物を至近距離で視ないと知り得ない、絵画の色の厚みと筆の躍動、彫刻の大胆さと繊細さに終始釘づけだった。

伊東マンショ!!!
何百年もの間、海を越えて作品が呼吸し、大切に管理・修復されてきたことがわかる。肉眼でしか見えない小さなひび割れや傷跡に気づく。文化財は適正に保護する人の支えがなければ輝きを失う。その作品が産み出されたときから、世界中でどれほどの感動と発見を与えてきたのか、後世にどれほどの影響を及ぼすのか、もはや想像も及ばない。学芸員課程を履修しておいてよかった。
モダンアートから現代アートへの変遷を経て屋上に導線が繋がっているが、階段がとにかく辛かった。
もうやめて!とっくに春樹のライフはゼロよ!
唯一惜しかったのはお土産。イタリア館のマスコットキャラクター「イタリアちゃん」をゴリ押ししていて、お土産の半数がイタリアちゃん絡みだった。
絶妙に欲しくないです
ミャクミャク有効活用したらもっと儲かるぜ?ちゃんとカメオのブローチとかヴェネツィアンガラスとかあったはずだけど、工芸品が霞むレベルでイタリアちゃんまみれだった。
さっきまで幽閉されていた大屋根リングも心なしか美しい。赤い球体はシンガポール館のシンボル

イタリア館を出たら16時を回っていた。
何度でも言いますが、私は9:47から並んでいたんですよ?

そして衝撃の事実。私の中の村上春樹さん、所要5時間で8000字書いてます。どうりで行列ぐらい疲れてると思ったわ。ROCKIN'ON JAPANがビビる一万字超えもイケてしまいますが、他パビリオンの思い出をここに書くと読者も私も精魂尽き果ててしまうので別で書かせてもらいます。ほなまた。

やめたろか

何のやる気も出ない。
普通にここ2週間くらい、午前中はメールを開いて閉じて働いてるふりをして終わった。けっこうマズいかも。
繁忙期の年末に向けてやらなければいけない根回しがたっくさんあるんだけど、いっこもできてない。なんか各所から毎日のように催促メールが来てる。それでもなんもしてない。一ヶ月以内にやるべき業務を一ヶ月放っておいたりしてる。濁して書くけど経理系のなんやかんやとか、いろんな目標設定とか、資料集めとか、めんどくさい電話とか、やるべきことをいっこもやらないまま、9月があっっっという間に終わった。気づいたら10月だった。
異動から4ヶ月が経ち、緊張の糸がぷっつりアレしてしまった。糸が強く引っ張られて螺旋が綻んでいるのか、弛んで誰かに踏まれたか、どっちかわからない。明確に迷惑をかけている。着々と信頼を失っている。仲良くできている人とそうでない人の差が激しすぎる。社内外から「仕事が遅くてパッとしない奴」だと思われつつある。前任者だったら獲得できた収益がたくさんあって、すでにいろいろ取りこぼしている。前任者が竹編みのカゴで収穫していた青い果物を、私は両手に抱きかかえて隙間からごろごろ落としながら、黄色く熟して食べごろを過ぎてから収穫している。午前中にちゃんとやるべきことをやったら無意味な残業なんてしなくていい。人を頼れないので気丈に振る舞い、周りからは元気だと思われている。わからないことがあっても助けを求められない。理解してないまま仕事を進めて、結局腑に落ちない。だから毎回忘れる。後から困るのは私。
水曜は楽しみにしていた飲みだったのに、そんなときに限ってなんだか仕事がちらついていまいちはしゃげなかった。ちょっと今、すべてが噛み合わない。

この前駆け込み万博に行ってきて、ブログを9割書いたのに、投稿できていない。今載せたらそこそこ伸びそうなのに。絶対に9月中に上げようと思って日曜に1万字くらい書いたのに、尻込みして投稿できなかった。土日に文章を読んだり書いたりする時間はあるのに、寝転がって終わる。資格の勉強も5月から止まっている。勉強机を買おうと思って半年経とうとしている。酒を入れる棚を買おうと思って一年経っている。

季節の変わり目に、心が風邪を引いている。もう全部やめたろかと、やめたらきっと楽ですよと突発的に思ってしまう。大阪から帰ってきて、季節が変わっていて、あーーーと声が出た。今はちょうど、なんの楽しみもない期間。日付が変わる前に寝落ちし、わけもなく朝5時台に目が覚める。朝と夜は何の足しにもならないインスタント麺を胃に押し込める。コーヒーを飲んでもしゃきっとしない。コンタクトをつけたまま、化粧を落とさずに眠る。このブログだって本当は2日のド深夜に上げたかったんですよ。5:30に目覚めて朝っぱらから字面を追い、自分の頭を撫でている。秋の風が吹いている。