歩み

旅と喫茶と、時々、エイト

頭文字G

もうパソコンを見たくないです。今日は課題進めたけど、昨日はマジで進捗ゼロでした。ずん飯尾より現実逃避してる。あ~あ、朝起きたらプリントが全部万札に変わってないかなあ~


頭文字Gは、しげの秀一頭文字D』のタイプミスではありません。夏の魔物ランキング2位に君臨するアイツのことです。当社調べではランキング1位がロックフェス、3位がアスファルトで生死を彷徨うセミです(通称セミ・ファイナル)。
なお読者の精神衛生上、正式名称を伏せてイニシャルでご紹介いたします。


結論から言うと、Gに対してほとんど拒否反応がないんです。対面でこんな特性を話そうもんならヤバいヤツ認定されて終わりなのでブログの題材にしました。
Gが日本で唯一子孫繁栄を諦めた北海道で生まれ育ったという大アドバンテージがあるので、初対面は大学1年生。それまでは麒麟やペガサスと同じ空想上の生き物でした。


出会いのきっかけは新聞サークル。『パラサイト』の半地下とほぼ同じ間取りの部室を掃除していると紙面の束からGが颯爽と登場し、頼んでもいないのに散らかった床を這いつくばって右往左往し始めた。慌てふためく先輩を尻目に「もしかしてこれGですか?☆」と尋ねたときの静寂は忘れられません。「ああ、あなたが噂の」みたいなテンションでまじまじと観察し、「お初にお目にかかります」と挨拶しました。


先輩1「早く!早く処理して!無理!!」
私「Gってほんとにいるんだー思ってたより小さいですね」
先輩2「頭おかしいのかお前」
私「スプレーないので余ってる4月号でボコボコにしていいですか?」
G『カサカサカサカサ……』
先輩1「ギィヤアァァァ動いたァ」
先輩2「ち、ちりとり使った方がいいと思う」
私「了解でーすスパァァァンッ、あ逃げた、ズシッッッ」
G『スッ……………』
先輩1「死んだ……?」
私「捨てときますねー」
先輩2「え、感情も死んだ?」
私「触角長いっすね、意外と茶色っぽくてびっくりしました」
先輩2「こっちがびっくりだわ」


明らかに会話が成立していない。リスニングテストの「対話のあとに続く発言として最も適切なものを選びなさい」なら×です。

今のところGとの遭遇はこれが最初で最後。できることならもう来ないで。


特に毛虫とかキアゲハの幼虫とかミルワームとかビジュアル系の面々は嫌です。足をもたない虫けらはさすがに無理がある。命の尊さは同じでも見た目が違う。
そういや本州の人って雪虫見たことあるんですか?


結局どうしようもない田舎者だからGに耐性があるんでしょうね。夏は週1で授業中にありえない大きさの蚊やハチが迷い込んできた。東京の教室に虫取り網置いてないっしょ?


小学校はグラウンドの向こうに森があるんですが、ヘビが職員室に侵入したせいで一斉下校させられたことがあります。高校時代は校舎の隣の森からやって来たリスやキツネがよく校門前をうろうろしてました。「学校と森は隣接しない」というツッコミは受け付けません。学校の敷地内には森があるものだと思ってました

後志(しりべし)にある祖母の家の近所はキツネ、タヌキ、シカ、オコジョなどの野生動物がその辺にいます。去年祖母の知人はヒグマに物置を荒らされたらしい。


とにかく今は虫より課題が忌まわしいです。一刻も早く夏休みが訪れますように。