歩み

旅と喫茶と、時々、エイト

時間を買ってでも欲しいものは何?一時の奇跡を巻き戻して

現在1/8(月)朝3:00。三連休の最終日、見事に生活リズムを崩し絶望的な時間帯に目が冴えています。この時間に起きてて「いい一日だった」と思えた試しがありません。もはや深夜か早朝かわかりません。

 

せっかくなので、文章を書きます。はてなブログを投稿する際、普段は病的に隅から隅まで添削、校正、校閲をしないと気が済まない性分に深夜テンションで抗い、一切の検閲を通さずきっちり一時間だけ文章を練ってそのまま投稿する初の試みを実践します。読みづらかったらごめんね。

 

小学生の頃、進研ゼミを文字通り真剣にやっていました。毎月届くテキストとは別に、知的好奇心を養う薄い冊子も届いており、それに目を通すのが楽しみでした。読み応えある特集コーナー、黒歴史の巣窟ことおたよりコーナーのほかに、絵本のような読み切りの物語も載っていました。

何年生の冊子か忘れましたが、「時間旅行」をテーマにした物語がありました。

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ある日突然、主人公の少年が通学路でばったり変なおじさんに出くわします。おじさんというよりおじいさんです。お茶の水博士を彷彿とさせる髪型に、うずまき模様のメガネをかけた茶色いスーツの老人。聞けば彼は時間を売買(貸し借り?)する「時間屋さん」。完全に変質者ですがその日の少年は少年らしい純粋無垢さで数十分だけ時間を買い、自分のために有益に活用します。

それから毎日ではないものの、少年は定期的に時間屋さんと出会うようになり、その都度時間を購入します。味を占めた少年は、最終的に駄菓子を買うような軽さで「おじさーん、今日も時間ちょうだい」とせびるようになります。

するとある日「もう君にあげられる時間はないよ、君は時間を大事にしないし、時間の大切さを忘れてしまったみたいだ。なにより、君は僕からこんなに時間を借りているんだよ」と諭すのです。

次の瞬間、少年は時間屋さんのようなおじいさんになってしまいました。

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たしかこんな話だったと思います。時間の有限性や強欲な人間くささを感じるストーリー、なおかつ小学生にも伝わる軽妙さが懐かしく思い出されます。超うろ覚えなので些末な違いは許してクレメンス。やっべもう30分経過してる。

この時間屋さんも、主人公と同じく「突如として有限ではなくなった時間の魔力に取り憑かれた少年」の一人かもしれませんね。

タイムトラベル系の設定は太古の昔から擦られ続け、もはや伝統芸に近い。一方の現実社会はこれだけ文明が進歩しているにもかかわらず、ドラえもんはいないし、タイムマシンもありません。ほんやくコンニャクは実現したけどね。

 

人生は選択の連続。当然、自ら下した決断が大間違いだったこともたくさんあります。5分前に!3日前に!1年前に戻って人生やり直したい!と思う瞬間を山ほど乗り越えてきて、「そういう技術はいつになったら実装されるのかしら」とどこかの天才を頼ります。

しかし人間は慣れる生き物。もしも自由に操れる時間を手に入れた暁には、きっとその精神的余裕に甘んじて何も行動を起こさなくなったり、極端な人間だらけの世界になってしまうはずです。やり直しがすべて通用する社会なので、不正や犯罪が横行し、完全究極体を自称する人が跋扈し、難しいゲームも一発クリア。うっかり生まれてきてしまった生物が減って、生命体の数も少なくなるでしょう。そういう意味では、失敗が人間らしさや愛らしさになるんでしょうね。

 

皆さんは時間をお金で買える世の中になったら、何に使いますか?ちょうど4時だぜ。

youtu.be

♪時間旅行が心の傷を

なぜかしら埋めてゆく 不思議な道

 

普段使いなんて高望みはしないから、推しのライブだけは時間を巻き戻す能力者になれませんかね~~~

 

 

 

PS:友達から3万円代で譲り受けたSwitch(有機ELモデル)を納品しました。さっそく「マリオカート8デラックス(コース拡張パック付き)」をアマゾンでポチリ、7日の夕方からプレイしていますがま~~~あ時間が溶ける溶ける。時間屋さんがいたらとっくのとうにババアになってた。こりゃ廃人になる日も近いわ。

 

PS2:表題ははてなブログの新機能「AIタイトルアシスト」にお任せしました。散らかる文章を数十秒で読み取り、しっくりくる表題をつけてくれます。なかなかやるやん。