あけましておめでとうございます。
2022年の幕開け、景気づけに大相撲デビューしました。ひとりで。
実は2年ほど前から興味があった。
たまたまYouTubeのおすすめに流れてきた離れ業の動画で感銘を受け、youtu.be
たまたまNHKで流れていた大相撲中継を見るようになり、
いつの間にか幕内・十両力士を何となく覚えてしまい(スピードラーニング方式)、
気づけば現在に至ります。最低限の作法と決まり手もそれなりにわかる。www3.nhk.or.jp技巧派の宇良をお目当てに、五日目を観戦しました。私と同じ北海道出身の一山本、かわいい千代丸、今場所絶好調の阿炎や御嶽海、そして照ノ富士の結びを心待ちにしていました。貴景勝の休場が残念...
ある程度予備知識があったからか、めちゃくちゃ楽しかったです。大学の1限終わりに国技館に直行したところ、引退して間もない白鵬(間垣親方)と運良く鉢合わせました!!!
両国駅に着いた途端、出待ちの方が私めがけて「親方~頑張ってください~」と声を掛けてきたんですね。
さすがにそこまで昇進した覚えはないので困惑していると、目の前に白鵬がいました。
デカい。本当にデカい。
身長192cm、体重155kgらしいです。スーツ姿だし壁かと思った。引退する前に観戦したかった🤦
初場所では驚きの出来事や珍しいイベントにたくさん出会いました。順々に紹介していくので、はじめての大相撲観戦にぜひ役立ててください。
先に気がかりな点をお話ししてしまいましょう。
①おしりが痛い
そもそも国技館には
・タマリ席(テレビに映る座布団の席)
・マス席
・イス席
の3種類があり、それぞれ値段が異なります。後方でも見えやすいように設計されているので、大相撲デビューはイス席で十分だと思います。「最安値の座席で物言いなんて!審判部でもあるまいし!」とヤジが飛んではぐうの音も出ません。しかし言わせてほしい。
国技館2階のイス席はクッション性ゼロで背もたれが垂直。パイプ椅子より疲れる。幕内の取り組みは足腰ガクガクでした。
安い座席こそ座布団を持参するのがおすすめです。痔持ちの方は本当に気をつけてください。
②グッズ購入の落とし穴
「せっかく国技館まで来たんだし、記念にグッズでも買って帰ろうかな~♪」という方も多いはず。
しかし売店は実物の展示ではなく画像見本が中心。いわゆるフェスやライブの物販と同じ形式です。レジ前でもたもたすると周りに迷惑なので、事前に目星をつけてから列に並びましょう。
私は実用性があり年間通じて思い出になる卓上カレンダーを狙っていたところ、1階の売店ではまさかの売り切れ。
念のためダメもとで2階に行くと、受付のお姉さんコンビは表を眺めて「売り切れですね」と塩対応。
「ですよねー」と苦笑いしていると、売店担当の親方が「マジで?」と言いつつ在庫を漁り、すぐさま一言「ありますわ」。呆気にとられるお姉さんたちを尻目に、女子大生ライフハックを発動させて無事に購入できたとさ(?????)。
何が起こったか未だによくわかりません。
初代DSポケットモンスターダイヤモンドパールのバグくらい謎です。
どの部屋の親方かわかりませんが、ありがとうございます💪
③飲食スペース
以前は生ビール片手に上機嫌で声援を送るおじさんや、力士を眺めつつ上品に弁当を食べ進める着物のご婦人がよくテレビに映っていました。こんなご時世なら仕方ないですが、名物のちゃんこや焼き鳥丼を食べる際は専用のスペースを使うように指示されます。ただし酒類を除き、座席での水分補給は可能だそう(ビン・カンは持ち込み禁止)。
④飲み物が高い
イベントあるある、250mlペットボトルで180円。手荷物検査がなく飲食の持ち込みに寛容なので、必ず持参しましょう。
幕下の取り組み中に国技館を探索していると、自販機に20円忘れたおばさんを別のおばさん2人と一緒に全力で追いかける神イベが発生した。人情限界突破。
⑤オペラグラスがあると便利
いくら大きい力士でも2階席からは表情が見えません。頭の悪いドルオタなので、途中から四股名を知ってる力士が出てくるだけでファンサだと勘違いした。
ブロマイド、アクリルスタンド(通称アクスタ)、中身がシークレットのグッズ販売、低予算フォトブースといった平成のアイドルみが深いスポットもあります。場内では声を出せないので、推しの力士がいる女性はタオルやうちわで応援していました。どの界隈も同じなんですね。勉強になります。
国技館はとにかく音の反響がすごい。気迫あふれる力士がうなり声を上げてバチバチぶつかる音、敗れた力士が土俵下までゴロゴロ転がっていく生々しい音、行司と呼出の声は2階席までしっかり届きます(感動した!)
さて、ここからは良い点をお伝えします。国技館周辺は想像以上に充実してる。
①相撲博物館に行くべき
2年ぶりに開館した相撲博物館。今場所のチケットがあれば無料で入館できます。
現在(令和四年一月場所)は白鵬の特別展を開催中。実際に着用した三つ揃えの化粧まわしや来日当時の日本語練習用ノートなど、狭いスペースながら貴重な品々を見物できてよかった。https://www.sumo.or.jp/KokugikanSumoMuseumDisplay/wrap/
②トイレが多い
24時間365日大混雑でお馴染みの女子トイレ。国技館には男女各11か所化粧室があります。本当にありがたい。https://www.sumo.or.jp/pdf/honbasho/kansen/tokyo/kannai_map.pdf
「あ"!注目してる力士の一番、トイレに並んでる間に終わってた!!!」なんて災難はそうそうないでしょう(初日・週末・千秋楽はわからん)。しかも取り組みごとに土俵整備が入るからきっと大丈夫。
③女性客が多い
何となく大相撲ってシルバー世代が熱中するイメージじゃん?実は20~30代の女性がかなり多く、ぼっち参戦に負い目を感じる必要はありません。隣の席も会社帰りのOLだった。
相撲女子、略して「スージョ」なんて新語が一時期流行りましたね。正直ダサいです
④テレビに映らない裏側がわかる
化粧まわしや懸賞旗のデザイン、土俵下に控える力士を惜しみなく観察できます。この日のNHK大相撲は解説が舞の海さん(グルグルグルグルグルコサミン)でしたが、横を向くと舞の海さんがいるガラス張りの実況ブースがあって驚きました。
序ノ口は朝9時ごろ取り組み開始。どの時間帯に入館しても座席料金は一律です。NHKアナウンサーの流暢な解説は場内に聞こえないので、相撲に疎い方は幕下からだと飽きてしまうかも(後ろで睡魔と戦うOLを観測)。
・ド素人だけどとにかく生で大相撲を観たい!~幕内から
・テレビでよく観る力士が気になる~十両から
・浅草から両国周辺で暇潰ししたい~午前中から
会場入りは上の基準が目安かな?どの番付でも番狂わせがあり、生で観戦すると面白さが倍増します。
これもネックの一つかもしれませんが、チケット購入方法が複数あって若干紛らわしい。
とりあえずチケット大相撲に電話すれば、親切なオペレーターさんと相談しながら座席を予約できるのでおすすめです。
初場所は23日が千秋楽。感染者が増えて観戦者が減らないうちにいかがでしょうか?
初見さんが多そうなのでなるべく平易な文体で綴るよう心掛けましたが、普段はふざけ散らかしたはてなブログばかり書いています。ぜひお見知りおきを。kaderi.hatenablog.com
ごっつぁんです。